訪問診療を初めて検討される方や、ご家族からよくいただくご質問をまとめました。「どんな人が利用できるのか」「費用はどれくらいかかるのか」「急な体調変化のときはどうしたらよいのか」など、不安に感じやすい内容をできるだけわかりやすくご案内しています。
1. 訪問診療について
Q1. 訪問診療とは何ですか?
訪問診療とは、医師がご自宅や施設にうかがって、計画的・定期的に診療を行う医療です。通院が難しい方でも、住み慣れた場所で医療を受けることができます。体調の確認やお薬の調整、必要な検査や処置、療養のご相談などを行いながら、安心して在宅療養を続けられるよう支援します。
→ 訪問診療とは
Q2. どんな人が訪問診療を受けられますか?
病気や障害などにより、病院やクリニックへの通院が難しい方が対象です。寝たきりの方だけでなく、歩くのが大変な方、認知症などで通院の負担が大きい方、退院後もご自宅で療養を続けたい方なども対象になります。利用できるか迷う場合は、まずはご相談ください。
Q3. 往診と訪問診療はどう違いますか?
訪問診療は、あらかじめ計画を立てて定期的にうかがう診療です。一方、往診は、急な体調変化などがあったときに必要に応じてうかがう診療です。在宅療養では、普段の定期的な訪問診療を続けながら、必要時に往診を行うことがあります。
Q4. 自宅以外でも訪問してもらえますか?
ご自宅のほか、施設で療養されている方もご相談いただけます。施設の種類や体制によって異なる場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。
2. ご利用を考えはじめた方へ
Q5. まだ利用するか決めていませんが、相談だけでもできますか?
はい。相談だけでも可能です。「今すぐではないけれど今後に備えたい」「退院後のことを考えはじめた」「通院が大変になってきた」など、検討しはじめた段階でご相談いただけます。まずは訪問診療の仕組みや、利用の流れについてご説明いたします。
Q6. どのタイミングで相談すればよいですか?
「通院が難しくなってきた」と感じた時点で、早めのご相談がおすすめです。退院が決まってから慌てて準備するよりも、少し余裕のある段階から相談いただくことで、必要な手続きや関係者との調整を進めやすくなります。
Q7. 病院にかかっていても訪問診療をお願いできますか?
状況によって可能です。これまでの主治医の先生から情報を共有していただきながら、在宅での診療に切り替える形になります。まずは現在の通院状況やご希望をお聞かせください。
Q8. 退院後すぐに訪問診療を始めたいのですが、間に合いますか?
患者さんの状態や地域、当院の体制によりますが、できるだけ早く訪問を開始できるよう調整いたします。退院予定日が決まったら、なるべく早めにご相談ください。お急ぎの場合はお電話でのご相談が確実です。
3. 費用・保険について
Q9. 費用はどれくらいかかりますか?
費用は、医療保険の自己負担割合、病状、診療回数、処置内容などによって異なります。そのため一律ではありませんが、事前に目安をご説明することは可能です。詳しくは費用ページもあわせてご覧ください。
→ 費用について
Q10. 健康保険は使えますか?
はい。訪問診療は医療保険を使って受ける診療です。年齢や保険の種類によって自己負担割合が異なります。公費制度などの対象になる場合もありますので、詳しくはご相談ください。
Q11. 介護保険は使いますか?
訪問診療そのものは医療保険での診療です。ただし、訪問看護や介護サービスなど、療養生活を支えるほかのサービスでは介護保険が関わることがあります。必要に応じてケアマネジャーや訪問看護と連携して進めます。
4. 診療内容・対応できること
Q12. 訪問診療ではどんなことをしてもらえますか?
体調確認、血圧や脈拍などの確認、お薬の調整、必要な処置、療養上のご相談などを行います。患者さんの状態に応じて、在宅で続けられるように診療内容を調整していきます。
Q13. お薬は出してもらえますか?
はい。診察のうえで必要なお薬を処方します。薬局と連携し、ご自宅にお薬を届けてもらえる場合もあります。現在飲んでいるお薬がある場合は、お薬手帳や薬の情報がわかるものをご準備ください。
Q14. 在宅酸素や点滴など、医療処置が必要でもお願いできますか?
患者さんの状態や必要な医療管理の内容によって異なりますが、ご相談可能です。在宅で安全に療養を続けられるよう、必要に応じて訪問看護などとも連携しながら対応を検討します。
→ 実施できる処置
Q15. がんや終末期でも相談できますか?
はい。がんの療養中の方や、ご自宅での緩和ケア、看取りを希望される方もご相談いただけます。ご本人・ご家族の気持ちを大切にしながら、できるだけ安心して過ごせるよう支援いたします。
5. 緊急時・夜間休日の対応について
Q16. 具合が悪くなったときはどうすればよいですか?
訪問診療を開始された方には、体調変化があったときの連絡方法をご案内します。症状や状況をうかがい、必要に応じて往診の検討や、適切な受診方法のご案内を行います。まずは慌てずにご連絡ください。
Q17. 夜間や休日でも相談できますか?
訪問診療を受けている患者さんについては、緊急時の相談体制を整えています。詳しい連絡方法や、どのようなときに連絡したらよいかは、導入時にご説明いたします。
Q18. 必ず来てもらえますか?
症状や緊急度、時間帯、地域などに応じて判断します。まずはお電話などで状態を確認し、必要な対応を検討します。状況によっては救急受診をご案内することもあります。
6. ご家族・療養生活について
Q19. 家族がいつも付き添っていないと利用できませんか?
患者さんの状態によって異なりますが、ご家族が常にそばにいなければならないわけではありません。必要に応じて訪問看護や介護サービスなどと連携し、在宅での生活を支えられるよう調整します。
Q20. 訪問看護やケアマネジャーがいなくても大丈夫ですか?
はい。まだ利用していない場合でもご相談いただけます。患者さんの状態や生活状況に応じて、必要な支援について一緒に考えていきます。
Q21. 家族も一緒に相談できますか?
もちろんです。訪問診療は、ご本人だけでなくご家族にとっても大切な支えになります。不安なことやわからないことは、どうぞ一緒にご相談ください。
Q22. 最期まで自宅で過ごしたいという希望も相談できますか?
はい。ご本人やご家族の希望をうかがいながら、どのような療養生活を望まれているかを一緒に考えていきます。病状やご家庭の状況によって必要な支援は異なりますが、できるだけ安心して過ごせるよう多職種と連携して支援します。
まずはお気軽にご相談ください
「自分や家族が対象になるのかわからない」「今すぐではないけれど話を聞いてみたい」という段階でも大丈夫です。訪問診療を始める前の不安やご質問にも、できるだけわかりやすくお答えします。